Hanneさんインタビュー和訳


うろうろしてたらマッツの奥様であるHanneさんインタビューの英訳を見つけたので和訳します。
Hanne姉さんの口から聞くマッツはまた違います(´∀`*)


いつものように直訳気味、[ ]は私の補足( )はもともとあった括弧、固有名詞の訳は適当、この和訳で知った情報をどこかに投稿するときはソースを明記してください。
では早速!


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インタビュアー[以下I]: 25年前にダンスフロアで初めて出会ってからたくさんのことが起きました。俳優マッツ・ミケルセンはスターとなり、最近はカンヌでパルムドール賞を受賞しました。彼は違う役を演じるたびに何度も髪型を変え、衣装を変えてきましたが、彼の奥様であり2人のお子様を授かったHanneさんは幸いにも代わることはありませんでした。ようこそ、Hanne Jacobsenさん。
Hanneさん: どうもありがとうございます。

I: Vinterberg(監督)が映画『偽りなき者』をお披露目した際にはあなたはマッツとともにカンヌにいましたが、数日前に彼がパルムドール賞を受賞した際にはいらっしゃいませんでしたね。あなたはどこにいらっしゃったんですか?
Hanneさん: 私は家にいました、キッチンに。他のみんなと一緒に画面を見つめながら。そして心配で死にそうになってました。私は彼が受賞するとは思ってなかったので行ってなかったんです。私が思ってたのは「あぁ、出かけるのね。子供たちがいるし、Violaは今試験中だし…」。だから決めたんです、私は家にいるって。でもマッツの名前が読み上げられるのを聞いたとき、彼がどんなに怯えているか分かって、そのとき私が考えていたのは、ただもう「いやーー!これはだめ!私あそこにいなきゃいけなかった。あそこにいなきゃいけなかった」と。

I: 彼が受賞されたのは素敵でした。もし25年前に戻っていたら…先ほど私は、あなた方がダンスフロアで出会われたと言いましたが、でも実際どのように出会われたんですか?どんな風に出会いが起こったんでしょう?
Hanneさん: 1987年、私たちはどちらもダンサーだったんです。私はその時点で何年もダンスをしていました。Aarhus Theatreでのあるオーディションでマッツに出会って。そして私たちはどちらも – 私たちはどちらにも相手がいました。なので事態は複雑で – でも私たちはお互いに深い恋に落ちて、そして私はただ彼を見て思ったんです。「ここにいる、これが私の人生の男だ」と。

I: そしてそれからずっと続いていて…
Hanneさん: えぇ。

I: 25年間なんですね。私たちでも振り返れば色々なことがマッツのキャリアに起こったと簡単に言えますが、彼の奥様として、あなたは違うタイプのいろんな「マッツ・ミケルセン」を目にしてこられました。彼の様々な役の画像を見てみましょう。奥様がそれぞれについてどう仰るか見るのはきっと楽しいだろうと思いまして。まずは『The green butchers [フレッシュ・デリ]』からの画像(1:27~)。これは多分覚えていらっしゃるんじゃないでしょうか。この作品を撮っているあいだ、旦那様がこんな見た目で帰宅されてどう思われましたか?
Hanneさん: 私はこれについては特に覚えていることがあります。彼が家に着く前に車から電話してきてこう言ったんです。「Hanne、俺今日撮影用に新しい髪型にされたよ – 見た目ちょっとおかしいかも」と。「あら、そう」と私は思って。そして玄関ホールにいる彼を見たとき、私は「すぐに帽子を取ってきて被って、マッツ」と(笑)そして彼は寝るときも帽子をつけていました。私があの頭が隣にある状態で目覚めたくなかったから。

I: ではあなたが彼に帽子をつけて眠らせたんですね。撮影はどのくらいかかりましたか?
Hanneさん: 6週間。

I: 次に行きましょう。大変有名な『プッシャー 1』、最初の作品を見て見ましょう(2:37~)。当時はマッツ・ミケルセンを知っている人はそこまで多くいませんでした。ここにいる彼は –
Hanneさん: えぇ、イケメン[good looking guy]。当時私たちはHellerup(市)のStrandvejen(通りの名前)に住んでいて、彼は毎日私たちの可愛い小さな娘を連れて幼稚園まで歩いて行っていて、みんな彼を訝しげに見ていました。私は微笑んで「そうよ…彼はほんとにいい人なのよ」という感じに見えるよう、ただただ努力していました。

I: その人たちはただ「何だあそこを歩いてる気持ち悪い男は…」と思っていたんでしょうね。首の後ろにはまた「RESPECT」と書いてあって。彼は何度か警察にも引き止められたんじゃないでしょうか?
Hanneさん: 彼は2日に1度は警察に引き止められていましたよ。警察は彼をダウンタウン出身の何かの犯罪者だと思って彼のIDを確認したがっていました。

I: あぁ、それはよくないですね。警察が一体誰に声をかけているのか知っていれば良かったんですが。ここに『Clash of the titans』の画像があります(3:14~)。私はこのとき彼がカンヌにいたことを覚えています。この作品でではないですが。「一体なんで彼はこんな見た目をしているんだろう?」と思ったことを覚えています。
Hanneさん: 私は実はこの見た目結構好きです。この作品の彼はかなりかっこいい。

I: あなたはジェームズ・ボンドでのル・シッフルの彼も好きですよね(3:33~)。
Hanneさん: (笑)えぇ。

I: ボンドでは、彼は – 多分そう思うのは私だけかもしれないですが…
Hanneさん: 私はその作品での彼はかっこいいと思います – 『フレッシュ・デリ』と比べれば特に。

I: (笑)えぇ、その通りですね、『プッシャー』と比べても。これら異なる役すべてのうちどのマッツがお好きですか?
Hanneさん: 難しい質問ですね。でもマッツは本当にこれらのどの役とも違うんです。私は彼が20で私が24の時にマッツと出会って、私はただ彼のことをとても誇りに思う。彼は非常に心の広い人で、彼は素晴らしい役者。私は彼が世界で一番素晴らしい役者だと思っています。そう言い切るのを恐れたりしません。そして彼は世界で一番素晴らしい父であり、世界で一番素晴らしい彼氏です。

I: でも、私はそれはときに苦しかったりするんじゃないかと考えてしまいます。彼は今やここ(デンマーク)でだけ有名というわけではなく、どこででも有名ですし、彼はカッコいい男性で、多分彼に手を出したいと思う人がたくさんいるでしょうし、おそらくそれ[手を出したいということ]を叫ぶのを恐れない人も多いでしょう。それはキツくないですか?嫉妬を感じたことはないですか?
Hanneさん: いいえ。私はそれは素晴らしいことだと思ってます。私はただ背筋を伸ばして「そう、それが私が捕まえた人」だと思うだけ。ただそう言ってるだけじゃなくて、本当にそうなのよ。それは私を幸せにしてくれて、誇らしくもさせてくれる。もしみんなが「うぇっ、何でそんなやつと一緒になったの?」と言ってたらどう?それは楽しくないでしょう。

I: 素晴らしい。そして次に、彼がよく遠くに行ってしまうという事実もあります。それはその仕事につきものですし、特に成功すると付いてくるものです。それとはどう戦われて[tackle]ますか?
Hanneさん: マッツはある程度の期間遠くに行ってしまうことがよくあります[意訳]。彼は3ヶ月とか行ったっきりで、そして4ヶ月は家にいます。なので彼がやっと家に戻ってきたら、彼はほんとうに家にいます。なので私は、彼は他の人たちよりももっと家にいるんだと思ってます。もちろん、彼が行ってしまったら行ったっきりですが、でも彼が家にいるときは… だから私は、8時-4時とか8時-5時とかで働いている他の父親たちと比べると、マッツはもっと家にいて、そういう意味で子供たちとももっと多くの時間を過ごしていると思います。

I: そして幸運なことに、それにはまたたくさんの役得もあります。彼とともにこういったエキサイティングな経験をすることができます。あなた方が英国でのカジノ・ロワイヤルのプレミアにいらっしゃる写真を見つけました(5:24~)。ここではあなた達は他でもないエリザベス女王にお会いしているのが見えます。
Hanneさん: えぇ。

I: あなたはそこにいらっしゃったんですよね?
Hanneさん: えぇ、私はそこにいました。私たちは、女王に謁見する際に誰も口が臭くないよう口にミントをどう入れるべきかについて説明を受けていました。両手は洗わないといけず、彼女に何もいうことを許されず、そしてみんな会釈かお辞儀をしないといけなかった。なのでマッツと私はホテルでお辞儀と会釈の練習をしていて – もし私に何か得意なものがあるとしたら、それはお辞儀です(私はダンスをしていたから[ここ( )になってたのでHanneさんがほんとうに言ったのか英訳者さんの補足なのか不明])。なので私は深ーくお辞儀をしていて、私が考えていたことといえばただ「あぁ、お辞儀するのが待ちきれない!」と。そして私たちは女王にお会いする部屋に入って、そしてもう一度説明を受けました。彼らは私をマッツの真後ろに行かせて「Hanneさん、あなたは床かマッツさんの背中だけを見るように」と言って – だから私はお辞儀ができなかった。また別の機会まで取って置かなきゃいけないみたい。

I: 不公平ですね。少なくとも、あなたは多くの他の人たちよりは女王のずっと近くにいたんですね。
Hanneさん: えぇ、その通り。

I: あなたはどのくらい – えぇと、マッツがドアから入ってきたとき、どのくらい彼の仕事についてお話をされますか?彼はただ[素の]マッツですか?それともあなたが彼がしてきたことについてたくさんお話されますか?
Hanneさん: それは私たちがたくさん話すようなことではないです、実際のところ。家では、私たちはただHanneとマッツ、CarlとViolaです。でも、彼が次に何をするか、それが私たち家族にどうフィットするかを決めることとなると、私は彼と話します – 芸術的な意味で合っているかではなく、家族と合っているかです、もちろん。私は「いいよ。あなたはそれもやっていい」と承認する感じです。

I: そしてあなたはご自身の振付師のキャリアを5年前に退くことにされて、それはあなたが決断されたことでした。なぜあなたはそれを選ばれたんですか?
Hanneさん: うーん…私は『Rejseholdet [Unit One](テレビシリーズ)』の後にキャリアがフルスピードで伸びていってるマッツを見ていた感じで、私はただ彼が帰ってきたときに「あなたが食洗機の中を片付ける番よ!」というような怒る妻になりたくなかった。多分私は少しリラックスして、そういったことをもっとすべきで。そしてそれは素晴らしいことでした – 私は家のことをするのが好きで、私はどういう意味でも自分のキャリアを犠牲にしたとは感じていない。私はダンスについてはやり終えていて、やり終えたからとても幸せなんです。

I: そしてあなたはまだとても幸せそうに見えます –
Hanneさん: 私はとても幸せよ。 [見た目だけじゃなく]

I: 分かりました。そして、なぜマッツ・ミケルセンがあなたを妻に持って幸せなのかも分かりました。
Hanneさん: ありがとうございます。あなたは素敵な人ね。

I: 来てくれてありがとうございました。
Hanneさん: お誘いいただいてありがとうございました。


ああー家庭でのマッツが垣間見える(*´Д`)こういう姉弟風な関係もいいですよね。
プライベートのマッツの自称をこっそり「俺」にしてみたよ!