東京コミコンのチケ取りのコツ(と詐欺対策)


将来、東京コミコンのゲストのチケ取る方のために、2017年のマッツ・ミケルセンのチケ取りまでの流れやコツを書いておきます。来年とか誰かの参考になるといいな。
2023年大阪コミコン時のチケット詐欺発生を受けて注記を追加しました。(2023年9月2日, 10月16日)
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◾️チケ発売までの流れ(2017年時、敬称略)
10/ 5(木): 第一弾ゲスト(マッツ)発表
10/11(水): 第二弾ゲスト(カール・アーバン)発表
10/17(火): 第三弾ゲスト(ネイサン・フィリオン)発表
10/18(水): 第一弾・第三弾ゲストのチケット販売開始日時が発表
10/21(土) 12:00: 第一弾・第三弾ゲストのチケット販売開始(ぴあはサインが瞬殺されるが撮影チケはちらほら復活し後日リセールやTwitter上での定価譲渡も頻繁に出てくる。ハリコンサイトは一時アクセス不能になるもリロってれば繋がりサイン・撮影ともに取れる。サインは当日中には無くなったが撮影チケは10/23まで残っていた)
10/23(月): 第四弾ゲスト(スタン・リー)発表
10/25(水): 10/21発売チケのうち恐らく未発券分がぴあで一気にリセールされる(朝8:00にアラート登録者にメールで事前連絡あり、朝10:00からリセール開始)

調べたところ、2016年もチケット販売は土曜/木曜のお昼12:00からでしたので、今後も同様のタイミングで来る可能性があると思います。

 
◾️おすすめのチケ購入方法
今回私は、セブンイレブンのマルチコピー機、MacBook(ワイモバイル回線)、iPhone(Freetelのドコモ回線)を使用してみました。すべて同時にスタートできたわけではないので確実ではないですが、個人的にはおすすめの取り方は下記の通りです(おすすめ順)。(1)をしながら(2)がいいかと思います。何度か追加販売のあった大阪コミコンでは(1)が早いことも(2)が早いこともありました。

(1)コンビニの端末で取る
2017年は海外向けサイト(ハリコンサイト)よりも早く繋がりました。2023年はハリコンサイトの方が早く繋がりました。ぴあのWebサイトは最初からあてにしていなかったため未確認。
コツは事前に操作方法の説明をよく読んでおき、12:00になる前に直前の画面にまで進んでおくこと。また、どの段階まで進めばチケ確保できたことになるのかも知っておいた方が無駄に焦ることがなくいいかもしれません。
尚、複数のチケを一気に取る方法がなさそうなので最初から狙いの日時を1つ決めておき1点集中ですぐ申し込んだ方が良さそうです。また、一定時間操作しないでいると元の画面に戻るので注意。

(2)海外向けサイト(ハリコンサイト)で取る
ハリコンは競争率がやや低い印象です。ただ、それでも12:00開始当初は”画面は表示されるもののカートに入れられない”状況、そこでリロードするとアクセスできない状況となりました。が、数分待つとサイトが復活しておりサインも撮影もチケットを取ることができました。諦めずにリロードし続けるのが大事なようです。
尚、今回私の場合は、iPhoneでは何度リロードしてもカートに入れられない(ボタンは押せるがカートに反映されない)状況だったときにPCで見てみると普通にカートに入れられる状況でした。以前入場券を購入した際はiPhoneから購入できていたので原因は不明。回線の遅さの違い?
なお、ハリコンサイトで購入した場合、行けなくなったときに公式のリセールに出せず面倒なので、まだ行けるか不明で「とりあえず取っとこう」という人はご注意を。また、支払い方法はクレカしか使えません。

(3)ぴあのサイトで取る
おすすめしません。多数が押し寄せてきますし、転売屋はツールを使ってきます。

 
◾️チケット購入のコツ
・狙う日時を決めておく
購入時点で迷う余裕なんてありません。事前に各日程での自分のコンディション、俳優さんの疲れ具合、俳優さんのステージの待機列参加などを想像して候補を決めておくと悔いのないチケットを選べます。

・事前に購入方法をよく調べる
緊張していると慣れない操作に手間取ります。可能であれば事前に入場前売券を「同じ方法で」購入してみて購入の流れを把握すると落ち着いて臨めます。

・ハリコンサイトで購入する場合はPCやスマホの変換辞書に情報を登録しておく
ハリコンサイトで購入する場合は毎回名前や住所など入力する必要があります。手入力していたら時間がもったいないのでさほど重要でない個人情報は変換辞書に登録しておくと便利です。例えば「ゆ」と打つと郵便番号が出て来るようにしておく、等。終わったら消しましょう。

・必要な情報は紙にメモして手元に置いておく
想定外の方法でチケを取ることになることも考えられるので、必要な情報(クレカNo.、有効期限、Pナンバー、取りたい時間帯、等)はメモにしていつでも見れるようにしておくといいです。今回私はそれが役に立ちました。。

・諦めずに粘る
ぴあもハリコンサイトもチケが割と頻繁に復活します。最初に取れなくても諦めずに頻繁にリロードして確認するのがおすすめです。

・リセールやTwitter上での定価譲渡を待つ
撮影チケが多いですがサインチケもたまにリセールや定価譲渡の話が出ます。但し、SNS上の譲渡についてはチケット詐欺も紛れているので要注意です(下部の「チケット詐欺対策」欄をご確認ください)。

ぴあは発券されなかったものをまとめてリセールしてくれるので(上記の”チケ発売までの流れ”参照)ぴあのアラートを登録しアンテナを張っておくのがおすすめです。なお、ぴあのサイトでリセールが出てもメール配信まで時間がかかっていたので、切実に欲しい方は頻繁にサイトをチェックした方がよいと思います。数ヶ月続けるつもりで長い息でぜひ。

・当日券も出るかも?
2016年は当日券が出てたそうなので、保証はできないですが期待してもよいのではと思います。
⇒2017年もかなり出ました。開始直後は争奪戦が激しいですが夕方の追加もあったので、諦めきれない方は終わるまで粘っているとよいかもしれません。
⇒2023年の大阪コミコンでもかなり出ました。ひとえにマッツ本人が頑張ってくれたおかげだそう(コミコン側のゴリ押しではない)。
転売や詐欺かもしれない譲渡に手を出すより、もう当日券を信じた方がいい気もします。。

 
◾️転売屋の叩き方
・ファンを転売屋に走らせない
海外サイトからも購入できること、当日券が出る可能性が高いこと、チケの復活がありうることを周知する。(マッツに関してはほんとに毎回追加販売や当日券がすごくて、転売から買うのがアホらしいので、小太り転売屋じゃなくてイケメンマッツにお金を渡してください…。)

・チケ流やチケジャムといった転売屋のいるサイトで地道に違反報告
正直どちらもあまり反映されませんが、報告がまとまった数になると効くかもしれないので「具体的なやり方を説明した」呟きを呟くと誰かがRTしてくれて通報者が増えるのではないかと思います。私は下記を呟いてRTしてもらってRT数以上の数十人がリンク踏んでくれてるので申告してくれたんじゃないかなぁと思います。

・消費者センターに相談
チケジャムやチケ流で申告したのにキャンセルされなかった件数などを具体的に(スクショなども含め)まとめておいて、消費者センターに相談するという手もあります。(各地域の迷惑防止条例違反です)


◾️チケット詐欺対策
2023年の大阪コミコンでは定価譲渡に見せかけたチケット詐欺が複数発生しました。その後、警察に被害届を出した複数の被害者の方と情報交換したり、詐欺対策に詳しい方にも教えていただいたりして詐欺を防ぐポイントがある程度分かったので書いておきます。

・少額でも先払いをしない。
詐欺師は先払いを要求してきます。PayPayだったり銀行振込だったりAmazonギフトカードだったり、どんな方法であれ先払いは絶対ダメ。また「3,000円だけでも先払いを」のような言い方してくる詐欺師もいるそうです。少額でもダメ。

・個人情報を交換しない。
詐欺師は、相手から個人情報を要求されたら、過去の被害者からもらった個人情報を提示してくることが多いそうです。つまり個人情報交換しても、相手のものは偽物で自分の個人情報は次の詐欺で悪用されるということ。交換しても意味がないので交換したらダメ。

・チケジャムやアズカリを使う。メルカリとか他のサイトは要注意。
転売屋が多く憎らしいチケジャムですが、個人間の譲渡をサポートしてくれる「専用出品」という機能があります(こっちは素敵!)。アズカリも同様に個人間のチケット譲渡を仲介してくれるスマホのアプリです。これらを使うと、自分が入場(待機列に参加)できるまで代金が売主に支払われないので安心です。しかも売主がお金を引き出すためには本人確認が必要。なので詐欺師は基本これらを嫌うようです。詳しくは各サービスの説明を読んでみてください。
尚、メルカリやラクマはチケットが出品禁止ルールに触れるケースが多いので(紙チケしかだめとか)、ルール上問題がない時しか使わない方がいいです。ルール違反で問題が起きてもサポートされないはずです。

・現地手渡しでも一応いいけれど…。
「現地手渡しならその場で入場確認して払えばいいから安全」と思えますが、ドタキャンされる可能性が残ります。ドタキャンは金銭的な被害はないですが、参加するつもりだったのにできないのは辛いですよね。現地手渡しでもチケジャムやアズカリを通すのが良さそうです。

・相手が本当にファンか確認する。
普通のファンは取引アカをわざわざ作りません。過去にファンらしいことを呟いていない取引アカであれば、相手がファンか確認するために本アカの提示をお願いしたり、ファンしか分からないような話をしてみるといいかもしれません。

・相手のユーザ名でX検索する。
過去に何回も詐欺をしている詐欺師の場合、被害者が注意喚起の呟きを投稿していたりします。相手のユーザ名で検索するとそういう注意喚起が見えたり、過去に全然ジャンルの違う譲渡を出していたことが分かったり(怪しすぎ)するので判断の助けになります。

・相手のチケ画像やメールスクショを信じない。
詐欺師は、誰かがチケ取れて喜んでSNSに投稿した画像や(アカウント名をでっかく文字入れしましょうね…)、譲渡を受けるふりをして「チケットの証拠見せてください」といって貰った画像を盗んで、詐欺をします。なのでチケットの画像は基本あてにならないです。

・「抽選で譲渡します」系も詐欺。
「多数応募があるので抽選で決めます!本気の方だけに参加してほしいので参加費○円だけいただきます」系ももちろん詐欺で当たりません。
あと逆に「おめでとうございます!貴方が当選しました!つきましては先払いしてください。え、先払いできない?!他の人もう断っちゃったんですけどどう責任とってくれるんですか!詐欺ですか!」となって脅し取られることもあるそうです。

譲渡のときはチケジャムの専用出品やアズカリを通す以外に安全な方法はないって覚えてくださいね。譲渡より追加販売や当日券を待った方が絶対いいです。

 
◾️チケが取れないときの、心の整理の付け方
望み通りのチケが取れないとなかなか悲しくて悔しくてやるせないものですが、そんなときに忘れないでほしい事実。
・当日券の可能性がかなりある
・当日券がなくてもステージには行ける(待機列に朝イチからぜひ)。移動中とかの俳優さんも見れるかもしれない
・会場にギフト用boxが置かれるなら、少なくともそこにファンレターや贈り物は託せる
・当日券対応で俳優さんは本当に疲れ切ってしまうので、そんな目に遭わせるくらいなら今回は諦めて次回に掛けた方がいいのかもしれない
・せっかくチケを取っても流れ作業でろくに会話もできない可能性がある
・今生の別れじゃない。俳優さんはまだ生きてるんだから、いつかまたどこかで会う機会がきっとある
・参加できなくてもファン失格とかファンとして情熱が足りないなんてことはない。みんなそれぞれ色んな事情があります(学校や仕事や家庭や子供etc.)。黙ってそっと「今回は…」と諦めてる人もたくさんいます。チケットに執着して現実をおざなりにする人より、折り合いをつけて生きてる人の方がずっと強くて素敵だと思いますし、そんなファンもいると俳優さんはきっと知っていると思います。「事情があって行けなかった/チケット取れなかったけど応援しています」とファンレターを書いてみたりSNSでメッセージを送ってみるのもいいかも。

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