Eurochannelのインタビュー(2017/4頭頃)


和訳載せるけど、その前に経緯を説明させておくれ。

以前下記のような呟きをされてたインタビュアーさんのこと覚えてまして。

和訳: “あと数分でEurochannel向けにマッツにインタビューする。何か聞きたいことある?”

調べたらEurochannelで4月にGreen Butcher(フレッシュ・デリ)が放送されるとのことで
多分それに合わせてインタビューするんだろうと思い、web上にupされないかな〜と
地味に情報追ってました。
が、その後どのアカウントでも特にアナウンスされず、とうとう放送日が過ぎてしまい(^ω^三^ω^;)
一応放送前の特集記事は見つけて、そこからリンクされてるインタビューも読んだけど
そこではカジノ・ロワイヤルの話しかしてないし誰も騒いでなかったので
古いインタビューかな?と思ってスルーしてました。

で、昨日改めてそのインタビューをちょろっと読んで、気付いた。これ新しいやつやーん!

普通インタビューって日時をどこかに書くしインタビュアーの名前も書くものなんだけど
この記事にはどこにもないから気付くの遅れたよ…!
ローグ・ワンとかドクター・ストレンジの話してないのも
古いインタビューに見えてしまった一因でした。

ともかく!和訳しますね。
みんなに頭剃られてウー c(`Д´c)ってなってるマッツとかいます(*´Д`)かわ❤️
いつものように[ ]は私の補足で、映画の名前は半端に訳してますごめん。


Source: http://www.eurochannel.com/en/Interview-with-Mads-Mikkelsen.html

マッツ・ミケルセン(俳優) インタビュー

インタビュアー(以下I): この映画から約15年経っています。当時から今までにあなたの演技はどう進化したと思われますか?
マッツ: 分からない。僕たちがしたことは非常にリスキーなことだったことは覚えてる。それはフリッカリング・ライトのようなコメディだったけど、登場人物たちはもっと過激だった。それはもう、[演劇の]劇場を映画にしたようなものだった。僕たちはみんなかなりナーバスになってて、でもそのストーリーと登場人物たちが大好きだったから撮影を続けていた。これは僕のキャリア全体の中で、撮影したことを最も誇りに思う作品のひとつだよ!
僕たちはそれをやった。それをなんとかやってのけた。僕の演じた役は、素晴らしくて可哀想で自己中心的なナルシストで、好きにならずにはいられないやつだ。その役は、そのストーリーが作り上げた素晴らしいもの
[achievement]だ。

I: そのような複雑な役柄のために、あなたはどのような準備をしましたか?
マッツ: それはいつだってAnders Thomas[イェンセン監督]の物語の中にあった。脚本がそこにあって、それに僕たちはほんの少し追加する。僕はまた、脚本に書かれていることよりもほんの少しだけ過激にしがち。誰でも言えるようなことを彼が言う部分があったら、僕はそれを面白いとは思えない。それは彼の言い方そのものでなければならないんだ。それから、僕たちは彼の振る舞いを作り上げる。彼は、身に降りかかることによっていつも攻撃されている殉死者だった。
物理的には、みんなは僕の髪をまったく馬鹿らしい型に切った。僕はそこにAnders Thomasがいたことを覚えているよ。

[イェンセン監督がいたこと忘れてないからな、的な言い方w]

I: では、あなたの髪は実際にあんなおかしい型に切ったんですね?偽物のおでこでも、ウィッグでもなく?
マッツ: そう。僕はそれが苦手だったから切ったんだ。まず僕はウィッグを着けることが嫌いで ― ウィッグはいつも鬱陶しくて。
それら
[おでこ&ウィッグ]は着るのがとても難しいんだ。いつもどこかで立ち止まって思ってしまうんだ。何かおかしい、ウィッグがちゃんとはまってない、とか。僕が切ってしまおうって決めたんだ。そうすればずっとやりやすくなるからね。
そして、僕は馬鹿みたいな見た目になっちゃったから、3ヶ月くらいは帽子を被らないといけなかった。その映画の撮影が終わったら、僕は髪を伸ばさないといけなかった。

I: その役は、人喰いの意味でハンニバルといくらか繋がりがあります。その役での経験の一部をハンニバルに活かしたりしましたか?
マッツ: いつだって何かしら繋がりを見出すことはできるものだよ。それは僕が考えもしなかったまったくの偶然だ。ハンニバルは明らかに別の理由のために食人をしている。彼は世界を上下逆さまにしているんだ。彼は、他のみんなが恐怖を覚えるところに美を見出す。一方で、スヴェンは人肉の嗜好はまったく持ち合わせていない。彼は殺人者ではないけど、成功がやってくるのを見ていて、それが彼の自己中心的な面が現れてくる点だ。

I: あなたはどうやってこれらのローカル作品からカジノ・ロワイヤル、そして今やハリウッドと羽ばたいていかれたのですか?
マッツ: それは僕の選択の結果だよ[やや意訳:It was always my choice]。ハリウッドから声がかかる前は、僕には選択肢はなかった ― デンマークで働く僕しか[選べ]なかった。そして僕の国は小さい国だ。もし1年に1つ映画を作れば、人々は自分を見飽き始めてくる。だから、ハリウッドでのチャンスを手にいれたことは幸運な転機だったし、今や[本文はnoとなっているけどnowの間違いと思う]僕は行ったり来たりできる。
僕はいまだに面白いと思うものを選ぶことができる。作品が小さかろうと大きかろうと、自分がすることを好きでいるということは、常にとても重要なことだ。

I: あなたの国際的なキャリアを変えた役である、カジノ・ロワイヤルでの役はどうやって手に入れたのですか?
マッツ: 僕はそれをまったく予想してなかったよ。オーディションについての電話をもらって、ミーティングとかがあったから参加できなくて。でも結局その仕事を得ることができた。それは、プロデューサーの一人であるBarbara BroccoliさんがSusanne Bierの『Open Hearts』を気に入ってくれてて、彼女が僕をカジノ・ロワイヤルに望んでくれたからなんだ。
ハリウッドへのドアを開けてくれたのは僕のデンマークでの仕事だった。僕がそのドアをノックしていたわけじゃないんだ。

I:あなたが初めて大規模な製作を経験したとき、それと過去にあなたが関わったローカルなデンマークの製作との主な違いはなんだと思われましたか?
マッツ: 最も大きな違いは莫大な予算だと思う。そしてその予算があれば、たくさんのプロデューサーという、その作品を調理したがっているたくさんのシェフがいる。だから、僕や監督が作品をよりよくするアイデアを思いついたときのプロセスは、デンマークの製作のときほど速くない。たくさんの重要な人たちに伝わらないといけないからね。
でもそれを言うと、現場に500人がいたにもかかわらず、撮影シーンがうまく行くように議論するために小さなグループ ― 僕とダニエル(クレイグ)と監督とか ― で座っていたのはやっぱり驚かされる。

I: カジノ・ロワイヤルを撮影するとき、より大きなプレッシャーを感じましたか?その作品はジェームス・ボンドの顔が変わり、ダニエル・クレイグがエージェントとして初めて演じるものであり、撮影が始まる前にかなり批評を受けたものでした。
マッツ: 僕はいつだってプレッシャーを感じるよ。僕は、僕にできる最高のことをしたいと思っている ― この世の中で最高の作品を。でも、僕はそのプレッシャーがカジノ・ロワイヤルでより大きかったとは感じなかった。実際、僕は「フレッシュ・デリ」でのプレッシャーの方がもっと大きかったと思う。僕たちは危ない橋を渡っていたから。
ダニエルは新しいボンドだったし、彼はいつもそのことについてジャッジされたはずだから、ダニエルはかなりプレッシャーを感じていたはずだと思うよ。彼は正しいことだけをしていた。作品を掘り下げて、彼にできうる最高のことをすることだけに集中していた。今や、彼は史上最高のボンドだと明らかになっている!

[マッツの語彙力に嫉妬。out on a limb覚えました。。腕or足1本で引っかかってるイメージ。ネイティブじゃないのにこの英語力ってほんとすごい]

I: 演技に関して、誰からインスピレーションを得ていますか?
マッツ: 僕はいつでも、誰かの真似をしたくないと思ってる。インスピレーションは、人生の中のすべてのものから得ることができる。僕が子供だったとき、僕の最高のヒーローはブルース・リーとBuster Keatoだった。今振り返れば、なぜなのか分かる。彼らはすさまじいカリスマを持っている。

I: デンマークの映画にとって、世界中から関心をより多く得るための主な課題は何だと思われますか?
マッツ: 僕たちは過去にたくさんの変化を起こしてきた。僕たちは映画をより現実的、超現実的にした。それは、作りたい作品を作っていた人たちだった。僕たちが変え、変化を起きることを望んだのは、必要に迫られてだった。
この世代では、彼らは何も変えるものがない。彼らにとって、それをすること
[変化を起こすこと]はそんなに簡単ではない。でも彼らは彼ら自身のストーリーを見つけないといけない。もし彼らがそれをするなら、僕たちはデンマークの映画の成功を楽しみ続けることができるだろう。もし彼らがただ真似するだけなら、うまくいかないだろう。

I: 北欧のテレビシリーズ(Borgen、Fortitude、The Killing)が、いま人気を得てきているのはなぜだと思われますか?
マッツ: デンマークの映画が手にした成功のためだと思う。デンマーク映画にたくさんの関心が寄せられてきたから、デンマークのテレビにもある程度関心が寄せられてる。たくさんの映画制作のしきたりがテレビ番組に持ち込まれている。
また、テレビ番組で働いている人たちはとてもプロフェッショナルだ。俳優たちも監督たちもね。


一応そのインタビュアーさんにも確認のリプ飛ばしてます。違ったらごめんね。
あんまりTwitter活動されてないみたいだから返信くるか不明。