デンマークのマッツおすすめスポットとインタビュー(2016/12/16)


以前Twitterで少し紹介したSASの機内誌の内容が、Web上にupされてました
内容は、マッツがおすすめするコペンハーゲンのスポット(´∀`*)

その記事と、そのリンク先にあったマッツのインタビューを和訳するよ!
今回はインタビュアーさんも俳優さんで、16年前にマッツに出会っていた方とのことで、なんだかいつものPR兼ねたものとは違う雰囲気で素敵です!よ!(´ω`*)

いつものように[ ]は私のコメントなど。直訳気味。作品名は日本語タイトルを探すの面倒なのでそのままです。ごめん。

まずはお勧めスポットの方から。


Source: https://scandinaviantraveler.com/en/places/mads-mikkelsens-copenhagen

マッツ・ミケルセンのコペンハーゲン

マッツ・ミケルセンは、今は『ドクター・ストレンジ』と『ローグ・ワン: スター・ウォーズ・ストーリー』という違うユニバースで遊びまわっている。しかし、彼は主にコペンハーゲンの家にいる。彼のお気に入りのお出かけ先はこちら。
[ここ最初の文の”galavant”って「(異性と)遊びまわる」という意味なので最初から妄想が止まらない…_:(´ཀ`」 ∠):_]

Frederik’s Church
ローマのサン・ピエトロ大聖堂にインスピレーションを得たもの。そのちょうど隣に地下鉄の駅を建設中だから、今見に行って。

Kiin Kiin
僕が心からおすすめできる、ミシュラン一つ星のタイ料理レストラン。それは一流の経験だ。セットメニューがあり、事前にきちんと予約しておくべき。僕はそこに何回も行ってるけど、いつもいい感じだ。

ボートに乗る
そう、かなり観光客っぽい。でも、コペンハーゲンは水上から見ると非常に美しいんだ。他の方法では見ることのできないたくさんの建物を見るべき。

Dyrehaven
コペンハーゲンの北にある自然地区で、Bakken Amusement Parkの近くにある。Dyrehavenは楽しい場所だよ。

The Harbour
僕はここら辺を歩くのが大好きだ。ここには古いボートが停泊している。解体されてないものがね。


古い!ボートを!マッツと!一緒に!眺めながら!散歩!したい!です!

 
では次にインタビューの方。。


Source: https://scandinaviantraveler.com/en/people/getting-to-know-mads-mikkelsen

マッツ・ミケルセンを知る

マッツ・ミケルセンはいま、『ローグ・ワン: スター・ウォーズ・ストーリー』に出演している。それは、Scandinavian Traveler[記載サイト]のGunnar ­Rehlinが16年前に最初にそのデンマーク人俳優に出会ったときから、宇宙の距離ほど遠く、遠く離れている。

僕が初めてマッツ・ミケルセンと出会ったとき、彼はスウェーデンの西海岸のTrollhättanの外れにある草原に立っていて、彼のスウェーデン人の仲間や俳優のMikael Persbrandtとキスをしていた。16年後の今、彼はコペンハーゲンのラグジュアリーホテルに座っていて、彼のめざましい国際的なキャリアについて語っている。そのキャリアとは、彼がさほど深刻に捉えたことがないものだけれど。

僕はかなり早いうちから、視点を高くしすぎないようにしようと決めていたんだ」と彼はいう。「誰も自身のキャリアをコントロールできない。みんな、それぞれの役を同程度に重要な踏み石として扱わないといけない。するとある日、多分、そのキャリアが完成するんだ。それから、僕は大工になれるんじゃないかなと想像してる。僕はそれ得意だからね

16年前に初めて会ってからというもの(うん、何度でも言うよ)、僕はマッツに会うという喜びをかなりの回数経験してきた。祭り[おそらく映画祭]やパーティ、フライト、そして映画の撮影で。そして、わずかなグレーの髪を除けば、その間に何も変わらなかった。印象的なのは、この自己中心的でナルシスト的な業界において、どれほど彼が人気が出る前と変わらず真摯なままでいるように見えるのかということである。

それは演技だよ」と彼は笑いながら言う。「でも、本当のところは、この業界での僕の人生すべてにおいて、僕はそう多くのディーヴァ[ここでは偉そうに振る舞う有名人という意味で使っている様子]には会っていないんだ。もちろん、ある人たちは付き合いにくいけど、それは僕がバスで出会う人たちも同じだ。業界にはもちろんディーヴァはいるけど、僕はそんなに多くのディーヴァは知らない

以前と違うのは、スウェーデン語のスキルをかなり失ってしまったこと。彼のキャリアのはじめにGothenburgでバレエを学び出したとき、彼はスウェーデン人が一切デンマーク語を学ぼうとしないことに気付いた。「スウェーデン語を学ぶ方が、僕にとってはよりシンプルだった」と彼は言う。[“デンマーク語でコミュニケーションを取ろうとするより”という意味かと思います]

しかし、今や彼はスウェーデン語をかなり忘れてしまったとはいえ、彼のデンマーク語はスウェーデン人にとってすら分かりやすく、僕たちの会話は淀みなく進んだ。

女友達に僕がマッツ・ミケルセンに会う予定だと言うと、彼女たちはよく「うわぁ、彼はほんとにいいルックスだよね」と言う。でも、それは彼が聞くのが好きな言葉ではない。彼はハンサムと呼ばれたくないし、彼のキャリアの最初の頃は「美少年」の役を得ることは絶対になかったと彼は指摘する。彼は、暴力的な『プッシャー』映画では薬物中毒のドラッグディーラーであり、『Blinkande lyktor(フリッカリング・ライト)』では射撃のスキルをリスで磨き牛を短機関銃で撃つギャングスタだった。

僕の出演について書かれるとき、それは役者としての僕の評判を傷つける」と彼は言う。「一方で、女性たちはいつもそれに耐えないといけない」。

しかしときには、彼はそれを武器[advantage]として使っていた。数年前のあるとき、僕たちはコペンハーゲンからニューヨークへ向かうフライトに同乗していた。ミケルセンはエミー賞の最優秀国際ドラマシリーズにノミネートされたテレビシリーズ『Rejseholdet (Unit One)』の代表を務めていた。ちょうどそのとき、デンマークの大手雑誌がミケルセンを「宇宙で一番セクシーな男」として選んでおり、そのフライトの間中、彼は嬉しそうに雑誌にサインし、僕に誇らしげにこう言った「ブラッド・ピットに勝ったんだ」。言うまでもなく、Unit Oneはエミー賞を受賞した。
[誇らしげマッツかわーー(*´Д`)]

「彼は何度もデンマークで最もセクシーな男として投票されている」と、ミケルセンの親友であるスウェーデンの俳優Stellan Skarsgårdは言う。「意味が分からないよ。でもデンマークはとても小さい国で(キルギスタンくらいの大きさ)ほとんど競争がない。でも彼をスクリーンで見るのは僕は大好きだ。あと彼と出かけてーービールを飲むのもね、多分」
[マッツの親友close friend!(ºωº)]

ミケルセンのキャリアは、監督で脚本家であるNicolas Winding RefnとAnders Thomas Jensenとの長きに渡るパートナーシップが始まった1990年代末に始まった。デンマークとスウェーデンで大きな成功を収めた「Unit One」での、衝動的で感情的なFischerの役で、彼は大きく躍進した。そのときが僕が初めて彼にインタビューをしたときだったーーそのとき彼は短編映画『Now』を撮影しており、彼とMikael Persbrandtはゲイの恋人を演じていた。

彼の最初の国際的に大きな仕事は2004年に『キング・アーサー』で演じたトリスタンだった。その作品では、彼はStellan Skarsgårdに殺される栄誉に浴した。次の年には、彼は『カジノ・ロワイヤル』でル・シッフルを演じた。

ボンド映画に出演するオファーを受けたのは、大きな驚きだった」とミケルセンは言う。「でも、デンマークでしたことが彼らの目に留まったんだ」。その続きはご存知のとおり。

最近は、ミケルセンは国際的な映画での仕事とデンマークでの仕事を行ったり来たりしている。「デンマークは僕のベース、僕の文化、僕の言葉だ。僕にとっては、ここで働くことが必要なんだ」と彼は言う。「あちこちに旅行できるというのは素晴らしい状況だ。もし僕がデンマークだけで働いていたら、1年に2つも映画を作ることはできなかっただろう

状況が許せば、彼の家族である、奥様のHanneさんと子供達のViolaさんとCarl君がミケルセンの撮影についてくる。しかしときにはそれが可能ではなかったり、望ましくなかったりすらする。

数年前、彼らは彼に同行し、ヴァイキング映画である『ヴァルハラ・ライジング』の撮影のためスコットランドへ向かったが、その天気と隔絶されたロケーションが居住に向かなかったため、彼の家族は家に帰った。

僕がそのセットを訪れたとき、彼らは人里離れた山腹で撮影をしていて、ミケルセンは唸るような風の中、小虫の群れに囲まれて半裸で立っていた。その夜、近くのホテルでの夕食で「あれは公園の散歩だよ」とミケルセンは僕に言った。「君は最初の数週間ここにいるべきだったね。僕たちはそのとき山のまさに頂上で撮影していた。朝は氷点下、雨が降っていて、風は非常に強く、雨は横殴り。僕は死ぬんじゃないかと思ったよ

『Unit One』での活躍ののち、ミケルセンはテレビシリーズの『ハンニバル』のいくつかのシーズンで人食いのハンニバル・レクターを演じた。Bron(The Bridge)やForbrydelsen(The Killing)のようなシリーズのおかげでノルディック・ノアールが有名になった今、彼は故郷でまたTV[番組]をもっとしたいだろうか?

そうでもないかな。僕はアメリカのTVシリーズの方がもっと大胆で、そこまでポリティカリーコレクトでないと思っているんだ。僕たちは北欧でいい娯楽番組を作っていて、それについて何の間違いもないけど、でも北欧のTVシリーズには何かポリティカリーコレクトなものがあるんだ

今日の会話は、ミケルセンが悪役を演じたMarvelの映画『ドクター・ストレンジ』のワールド・プレミアのすぐ後に行った。そして今年12月には、新しいスター・ウォーズ映画である『ローグ・ワン: スター・ウォーズ・ストーリー』で、彼はまたスクリーンに現れる予定だ。しかし、彼はその映画について話すことは許されていない。

僕がそれについて話せることは、トレーラーに写っていることだけなんだ。僕はフェリシティ・ジョーンズの役の父を演じていて、いいことにも悪いことにもどちらにでも使うことができる何かを作り上げることに関わっている

『ドクター・ストレンジ』でのミケルセンと共演したベネディクト・カンバーバッチは「ミケルセンは、映画の世界の本当に素晴らしい悪いやつの一人だ。彼はやつらを3次元にすることができる」と言う。

しかし、ミケルセンは、その役が人間の部分を持っている限り、ヒーローを演じるのと同じくらい悪役を演じることが嬉しいという。例えばハンニバルのように。

ハンニバルはとても特別だ。彼は堕天使。そして彼は幸せだ。何が起ころうと、彼は幸せなんだ。僕は彼が嫌いだ、でも僕は彼を演じるのが好きだ。彼は人を操る人間。彼は敏感で、彼はファインアートを好む。彼は、他人が見るのとは完全に異なる見方で世界を見ている。彼は、自分が人生で何が美しいかを理解していると思っているが、死の際にあるものをそう思っている


はー。