カールスバーグのいい感じに不穏なマッツ(2019/5)


カールスバーグの新CM『The Lake』が公開されたので、その和訳や背景の説明など置いておきます。今回はまた雰囲気が今までのものと違って、あの役を思い起こさせる素敵なCMです。

翻訳のあと、このCMの背景など説明を書きます。
いつものように、この記事の翻訳で知った情報を使う場合は必ずソースを明記してください。和訳は今回一部少し意訳してます。


Source: https://www.youtube.com/watch?v=p3MNjmK0blg

“Probably the best beer in the world” (『多分世界で一番いいビール』)
Once true. (一度は本当だった)
And in the UK, Carlsberg pursued being the biggest, (そしてUKでは、カールスバーグは最大であろうとしていた)
not the best, (最高に、ではなく)
and the beer suffered. (そしてそのビールは苦境に喘いだ)
But we Danes don’t cry into our beer. (しかし、私たちデンマーク人は泣き喚いたりしない)
We focus on brewing a better one. (私たちはより良いビールを醸造することに集中する)
New Carlsberg Danish pilsner. (新しい、カールスバーグのデニッシュ・ピルスナー)
Rebrewed from head to hop. (ホップまですべてを作り直した)
Has the person responsible for the old beer been dealt with? (その古いビールの責任がある人は、対処されただろうか?)
Probably. (多分ね)

このCMの前にカールスバーグが打っていた広告では、一般人がSNSでカールスバーグのビールを「犬の小○かよ」みたいに叩いているのを何個も取り上げて、それをカールスバーグの従業員に見せる、というものをしていました。「”多分世界で最高のビール”というキャッチフレーズ使っていたけど実際はそうでもないかもしれない。大量に作り売ることばかり見ていて質を軽視していた。見直します」といった流れでのこのマッツのCMです。
舟から戻ったマッツを出迎えた執事の訝しげな顔とグラスが2つ準備されていることから、そこにはマッツを含めて2人乗っているはずだったのが窺えますよね。霧の中で対処されちゃったんですね。

あと細々。このCMは30秒バージョンもあります。英語が細々面白くて、まさにビールを使ったイディオムである”cry into (one’s) beer“を使ってたり、”from head to foot/toe (頭からつま先まで)”と普段言われるところを”from head to hop (頭からホップまで)”と言ってたりします。


それにしてもこのマッツまたかっこいいですね…!😍😍