今度は『Torremolinos 73』を輸入して観たので私の感想をこそっと置いておきます。
ネタバレは最下部に「ネタバレ」と書いて置いておきます。
2003年の作品なのでマッツはこのとき37歳ですね。ん？ (つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ……（；ﾟДﾟ）37…！？
（特典のメイキング、マッツ以外のところの後半ちゃんと見れてないので後日追記するかも）
■買ったもの
『Torremolinos 73』（仏版）
仏版だと本編にボーナスが付いてくるので選択。本編は英語字幕出せるので問題無いし、ボーナスはスペイン語音声仏語字幕だけど気になれば字幕をメモって調べればいいので。
予想通りボーナスにもマッツがそこそこ居たのでこれ選んで良かったです(´ω｀*)
（普通のDVDプレーヤーでは見れないので注意。私はリージョンフリープレーヤーで見てます）
■一般的な感想
・笑いと悲しみとツッコミが入れ替わり立ち替わり沸き起こる楽しい作品でした。でも最後それでいいのか？！
・70年代の雰囲気がこんな感じだったのかなーと感じられて楽しかった。
・ハゲてても可愛い人は可愛いと再確認
・モザイクが仕事してない…？！気のせい？
・メイキングのカルメン役の女優さん見てギャップに仰け反った。すごい。
・メイキングを見るとこの作品の興味深い背景が分かって良かった。詳細は下のネタバレ欄に書いておきます。
・ポルノと不妊の話が地雷の人は見ない方がいいです。
■マッツファンとしての感想
・マッツ金髪似合わ……いや黒髪か銀髪の方が私は好きです。多分白黒で撮るときの見映えを考慮しての金髪なのかも。あと物語の最後の意味を示すために。
・パンタロンｗｗ
・若い。。『Monas Verden』のと変わらなく見える気がするのは金髪のせいかも。
・マッツの厨二キャラが、見た目はかっこいいのに動きとか色々おかしくて可愛い辛かった。海辺をきゃっきゃうふふしてるの可愛すぎるけどその服ぅー！
・マッツの裸体が多い。そしてぼんやり見えてない？(꒪⌓꒪ )そしてラスト○○○られてる(꒪⌓꒪ )
・特典のインタビューで、マッツは昔から中身も外も素敵だったんだと再確認し震える:;(∩´﹏`∩);:
以下、最後まで軽微なネタバレあり。
■作品の背景
ボーナス特典の”Making of”で語られてたことをまとめると下記の通り。仏語字幕メモって英語にして読んだもののまとめです。色々間違ってたらごめんね。
この『Torremolinos 73』は、実は1974年に公開された同名のポルノ映画にインスパイアされたもの。
1974年の作品はスペイン人と思われるAlfredo Ropezさんが監督、監督の奥様であるCarmenさんが主演女優を務めた作品。ジュール・ヴェルヌのような夢想的な雰囲気ながらもスペインでは禁止されるだろうレベルのハードなポルノ作品だったらしい。抜粋の映像が合間合間に出てくるけど確かに普通の質の良い映画を見ているような画（とポルノ）が多い。
その作品はスペインでは無名なままだったが、デンマークで当時大ヒットとなり少年たちはCarmenさんの写真を部屋に飾ったりしていたらしい（マッツは当時子供だったから見てないとのこと）。そこまで有名になりながらも、Ropez監督はその作品以外は作らず、Carmenさんも他の作品に出演することはなかったとのこと。
特典では数名がその夫婦について語るけど、会ったことのない人たちは「彼らは本当に存在したのか？」と言うレベルで謎に包まれている2人。Carmenさんがパーティに出席している写真を見ると、派手なパーティガールの隣でジーンズに上着という地味な格好をしており、ブルネットで顔がすべて隠れている。ごく普通そうな女性に見える。
そういう謎めいた作品だったから監督は興味を引き立てられて、この作品を作るに至ったとのこと。
尚、その1974年の作品には全身黒づくめで帽子を深く被り顔が見えない男が出てくる。それが「死神」であり、Carmen演じる未亡人とエロスを交えながら殺す役の様子。この作品の劇中劇でマッツが演じている役。
■メイキングでマッツが語っていたセリフの和訳
上の背景も含めて知ると、マッツがなんでこのポルノ男優を演じることにしたのかなんとなく分かる気がします。いつものように直訳にしてるのでちょっと日本語変です。[ ]は私の補足。1行開けている部分は、おそらく前後と繋がりなく語っていると思われる部分です。
僕はMagnus Andersenという60年代と70年代初頭の有名なデンマーク人の俳優を演じている。彼は、ある有名なスペイン人俳優がその役を降りたあとに『Torremolinos 73』に参加している。プロデューサーが[スペイン人俳優が降りたから]Magnusを選んだんだ。初めは、[撮影関係者たち]みんなあまり嬉しくはなかった。
僕はその物語を好きになることが必要なんだ。人は、ときにはどうしてそれが好きなのか分からないことがある。僕は、その物語がデンマークのシナリオとかなり違っていたから惹かれた。デンマークの物語と似ているところもあるけど。大きく違う部分があるけど、似てる部分もあるよ。
僕はいつも死神を演じたいと思ってた。[めっちゃ可愛い笑顔で言ってます(*´﹃｀*)]
『Torremolinos 73』はデンマークで大成功を収めた。当時僕は子供で、それを見たことはなかった。だから、今まで見る機会はなかったよ。
マッツもうこのときから「物語に惹かれるかどうかが大事」って言ってます（今もインタビューでよくそう答えてる）。。歪みない。。尊い。。かっこいい。。
メイキングのマッツは後半に2回に分かれて出てきます。
カッコ可愛いのでメイキングが付いてる版の購入おすすめです…！Amazon.comからどうぞ。
メイキングより。さすがに今見かける服装ではなかったです笑。マッツなら今でも同じ服持ってる可能性あるけど（そこも好き）。