『Flickering Lights』のやんちゃマッツ


マッツの旧作『Flickering Lights』のSpecial Editionを手に入れたのでまとめ。デンマークというかイェンセン監督ならではの笑えるシーン、ツッコミを入れたいシーンが満載で、楽しくて物語もよくできている素敵な作品でした💞やんちゃマッツ可愛い!特典にあるデンマークの仲間たちとの様子も素敵です☺️

以下、ネタバレ部分はネタバレと事前に太字で書いています。


■作品概要
少年時代からつるんでいるTorkild(トーキッド; ソーレン・ピルマーク)、Peter(ピーター; ウルリッヒ・トムセン)、Arne(アルネ; マッツ・ミケルセン)、Stefan(ステファン; ニコライ・リー・カース)の4人は、ある日大きな取引に失敗しその挽回にも失敗した結果、スペインのバルセロナを目指して逃げることになってしまう。途中で見つけた空き家を仮の宿りとするが…。

2020年の今から見てちょうど20年前の作品です(!?)。動物(偽物)を殺すシーンがあるので、苦手な方はご注意を。トレイラーは下記。ここにも動物(偽物)を殺すシーンがあります。
 

■感想(ネタバレなし)
・作品全体について
随所にクスッと笑えるシーンや「えぇぇ…😅」となるシーンが満載で楽しいです。途中から視聴者に少しずつ湧き上がってくる疑問に少しずつ答えが明かされていき、最後へと繋がって意味が分かっていく素敵な作品です。ただ、動物とか女性とか銃とかについてポリティカリーコレクトさを求める人は見ないほうがいいかも。英語Wikiにブラックコメディ・クライム・スリラー・フィルムと書かれていることから分かるようにブラックユーモアが多いです。特典映像を見れば分かるけど撃たれる動物は偽物の様子。

・マッツについて
マッツは黒髪で前髪長めのArne(アルネ)を演じています。日本語版ではなぜか「アラン」と訳されてます。元気がありあまっている若いマッツ可愛い!2000年の作品なのでマッツは当時おそらく34歳です。ところどころワンピースのサンジ風。20年前も今も可愛いってなんなんですかね、マッツ…。


■製品情報・買い方
タイトルは『Flickering Lights』(デンマーク語原題: Blinkende Lygter、邦題: ブレイカウェイ)。邦題があることから分かるように、この作品は過去に日本でDVDが販売されていました。現在はどこでも購入できなさそうですが、geoTSUTAYAでレンタルはできます。TSUTAYAの方は映像特典に日本版予告編がある様子!

英語やデンマーク語の通常盤はAmazon USUKから輸入できます。ジャケットには字幕の欄(Subtitles in)に英語が記載されていませんが、実際は英語も選べました。このSpecial Editionはデンマークの中古市場でたまに見かける程度で、英語圏では見かけません(Amazon USやUKのSpecial Editionのマーケットプレイスページには通常盤が紛れ込んでいるので、購入前に本当に2枚組のSpecial Editionなのか問い合わせるのおすすめ)。
Special Editionは2枚組で、1枚目はおそらく通常盤と同じ、2枚目にNGシーンやマッツ含むキャストのインタビュー、フォトギャラリー、デンマークでのプレミアの様子(!)などがあり充実しています。デンマークの仲間たちみんなでこの作品を一緒に作っている雰囲気が伝わってきてとても素敵です☺️☺️別のインタビューで「そこ[撮影現場]はみんなが“最高に楽しくなるぞ”と口々に言うような夏のパーティの雰囲気なんだ。それはいつだって世界一の映画なんだ!」と言ってたのがよく分かります。
唯一残念なのは、2枚目では言語関係なく字幕が一切出せない点。デンマーク語のリスニングができないと辛いです。あと、リージョンフリープレーヤーをお持ちでない方は、海外版は購入しても見れない可能性大です。

 

以下ネタバレあり。

 

■ネタバレ感想
・「なんで見捨てないんだろう」「なんで一人で去らないんだろう」って思ってたら少しずつ理由が説明されていって、最後にはなんだかんだで繋がってる4人を理解できてニヤニヤせずにはいられない☺️☺️

・物語自体がそういうストーリーのせいもあるけど、デンマークの俳優さんたちと作ってるマッツの作品って、こう笑えつつもあったかくて見てて幸せになるのが多くてほんと好きです。

・マッツの子役、やたらマッツ風。

・ハンネちゃんシングルマザーになるのかな。

・頭がおかしいはずなのにArneが有り余る活力を消化できずに不完全燃焼してるのを理解してるおじちゃんすごい。そのくせ最後にめっちゃ人殺してるの「あれ本気だったのかwww」って感じ。

・この↑深遠な知恵を持ってそうに一瞬見えた頭のおかしいおじちゃんといい、エスキモーもほんとはTorkildたちと仲間になりたかったのかな?とちょっと思わせながらも即行めっちゃ死亡せてるところといい、いい話にしきらないところも笑いました😂😂

・耳に刺さるの痛ああああい!!

・吸い殻入りソースはそりゃ不味いし下手すれば死ぬからやめてマッツ!

・すくい網で殴りかかろうとするマッツのサンジ味。

・タンクトップの上にもこもこジャケットって寒いのか暑いのかどっち(室内暖かいからそうなるの分かるけど)

・Arneはあの頭おかしいおじちゃんと焚き火で話してるときに間接的に人を殺してしまったこと思い出して、動物で発散できることに気付いた今こそ、人間向けの銃はより好ましくなくなって猟銃の方がずっといいと考えて交換したのかもな。

・特典のマッツはNGシーンでもあまり笑わないのって演技にほんと真剣なんだろなぁと思う(別作品でも割とそうな気がする)。でもあのソファでの堪えきれずみんなで笑い出すところではマッツも笑っててその仲間感も癒される☺️

・ジャケットの裏側のみんなが脱ぎ脱ぎしてるシーンどこにもないじゃないか!マッツのパンツが!ない!そのあとのシーンで満足ですが笑

・上でも書いたけどデンマークの仲間たちみんなの繋がりや熱量が、2枚目DVD、特にプレミア当日の映像から伝わってきてなんかほんと嬉しくてたまらないです☺️こんな感じで作って公開してたんですね…!尊い…🙏

・関係ないけど、今のところデンマーク中古市場でのレア度は、レア度高い順にJulie>Flickering Lights [Special Edition]>Flickering Lights≒Vildspor>Monas Verdenな感じです。

・若い時も今もマッツ可愛い💗20年前も今も可愛いってなんなんですかね…(二度目)