Wizard Worldコン前インタビュー和訳(2019/1)


Wizard Worldコン前のインタビューにマッツが答えていましたので和訳します。

いつものように和訳は直訳気味、固有名詞の和訳は適当、[ ]は私の補足、()は元記事にあった補足です。この和訳で知った内容を使う場合は必ずソースを明記してください。


Source: The New Orleans Advocate

マッツ・ミケルセンは新しい経験、Wizard Worldニューオーリンズでの「ファンニバル」の軍団に対する準備ができている

マッツ・ミケルセンの『ドクター・ストレンジ』での暗黒の魔術師の役と『ローグ・ワン』での帝国の科学者としての役は、彼を今週末のWizard Worldニューオリンズに相応しい以上のものにしている。

しかし、ミケルセンはまたテレビの『ハンニバル』にて狡猾な人喰いのハンニバル・レクターも演じた。初めてニューオリンズを訪問するそのデンマーク人の俳優は、Wizard Worldにてマーベル・コミックのファンとスターウォーズのファンと同様「ファンニバル」にも会う予定だ。そのSF、ファンタジー、そしてホラーのコンベンションはErnest N. Morial Convention Centerにて金曜から日曜まで開催される。

「百万人くらいの人たちが自身をファンニバルと呼んでるよ」とミケルセンはコペンハーゲンから言った。「彼らはその番組の全てのディテールを知ってる。僕が知ってるよりもたくさん」

Wizard Worldのようなイベントへの参加は、彼にとってはまだ新しく感じられるものだ。

「それは僕が今まで関係したことがなかった素晴らしい世界だ」と彼は言う。「どれだけ多くのハードコアなファンが彼らの時間、エネルギー、お金を世界中を旅するために惜しみなく費やすのかを知るのは素晴らしい」

ミケルセンはWizard Worldニューオリンズに登場する何十人もの俳優、脚本家、監督、アーティストの一人だ。

[他の参加者の情報の和訳は略します]

ミケルセンは『ローグ・ワン』や『ドクター・ストレンジ』『カジノ・ロワイヤル』といった予算の大きな映画にも、ゴッホの伝記である『At Eternity’s Gate [邦題: 永遠の門 ゴッホの見た未来]』と言ったより小さな作品にも登場する。彼は型にはまったキャスティング[typecasting]を避けるよう努めている。

「もし君が自分を一つの箱に収めたら、他のみんなも同じようにその箱に君を押し込めたがる」と彼は言った。「もし僕にそれを少しでもかき混ぜるチャンスがあるなら、誰も僕をその箱に押し込めないといいなと」。

『At Eternity’s Gate』ではミケルセンはその問題を抱えた芸術家の一生の最後の近くの1つのシーンで出てくる。ゴッホが治療を受けている精神病院のpriest[祭司]を演じるミケルセンは、ウィレム・ダフォーの演じるゴッホと、神と芸術についてある対話をする。

「僕はウィレムが大好きで、(監督である)ジュリアン・シュナーベルの作品が大好きだ」と彼は言った。「そして僕がオファーされたシーンは、本当に暖かくて美しくて、感動するシーンだ」

ミケルセンが『At Eternity’s Gate』でした、その種の思慮に満ちた親密なシーンや彼が作ったデンマークの映画は、大予算で特殊効果志向のハリウッドのプロジェクトにおける彼の作品とは違う種類のものだ。

「対話をすることの秘訣は、お互いに反応しあって、過剰に演じないことだ」と彼は言う。「でももし緑画面[特殊効果用の背景]の前にいたなら、全てを想像しないといけない。本当に演じるんじゃない。それはややこしいよ、特にそれに慣れていない僕たち北欧人にとっては。僕はただ僕の子供じみた想像力を使って、その巨大な蠍が僕の目の前にいると信じないといけない」。

ミケルセンは1996年のデンマークの犯罪ドラマ『プッシャー』の主役で映画のキャリアを開始した。北欧でヒットしたその超現実的な映画には、多くの初出演の俳優が参加していた。

「観客たちは僕たちが本物だと思った」とミケルセンは言った。「僕たちの多くはそうだった。その映画には2人の俳優がいて、他はストリート出身だった。その作品はここの産業にすごく大きな衝撃を与えた。そしてその理由で、もちろん、僕たちはたくさん仕事をもらった」

遅咲きの俳優であるミケルセンは、『プッシャー』の10年前にはプロのダンサーだった。

「踊るのを楽しんでいたよ」と彼は言った。「でも僕はゆっくりと、ダンスの美学というよりもダンスの演劇性[drama]により恋に落ちていることに気付いていった。僕がミュージカルをすればするほど、ステージ上の俳優たちを見れば見るほど、演じることが僕が試してみるべきことなんだと思った」

ミケルセンは今までに『キング・アーサー』『クラッシュ・オブ・タイタンズ』『三銃士』を含む40の映画に出演している。2012年には、デンマークのドラマ『偽りなき者』での彼の演技がカンヌ映画祭の男優賞に輝いた。

その俳優の近日上映あるいは近日配信のプロジェクトは、北極で一人遭難した男性についてのスリラーである『Arctic』、世界で最も偉大な暗殺者についての残忍なアクション映画である『Polar』、移住した惑星を舞台にした思弁的[speculative ; Wiki参照]ドラマである『Chaos Walking』などがある。

『Polar』と『Arctic』の意味の違いほどに[タイトルの意味の差がほとんどないように*欄外参]、それらのどちらも背景が語られないことがミケルセンを喜ばせた。

『Polar』[Arcticの間違い?]では「背景の物語やフラッシュバックや小さな会話をを全部スキップした。彼らは基本的に僕の役を、僕たちが何も知らない一人の男にした。みんな推測しないといけない」

同じことが、『Polar』での彼の引退しようとしている暗殺者の役についても言える。

「彼はただそこにいる。彼についてみんなが知っていることが少なければ少ないほど、彼はより伝説的な存在になれる」


*PolarもArcticもどちらも「(北)極」を示します。背景を語らないという点では、そのタイトルの差くらいほとんど差がない、という意味です。

プッシャーの俳優が2人だけとかAt Eternity’s Gateでのシーンは1つだけとか、細々新しい情報がある気がします。Polarの役について語られたのは初めてかも?