『Arctic』の監督であるJoe Pennaさんのインタビューが充実していたので翻訳します。
なお今回はポルトガル語を英語に翻訳したものの和訳なので間違いが多少あるかと思います。ご留意ください。
和訳は直訳気味、[ ]は私の補足、固有名詞の和訳は適当です。
この和訳で知った情報を使う場合は必ずソースを明記のうえ、誤訳の可能性がある点にも触れてください。
今回の葡→英翻訳はGoogle翻訳とReversoの(自動翻訳ではなく)例文にお世話になりました。ポルトガル語はメジャー言語の1つなのでこの方法+αで精度はそこそこ保ててるかと思いますが違う部分もあるかも。気になる方はご自身で原文を確認されてください。
Source: O GLOBO
カンヌ映画祭で映画が上映されるブラジル人のYouTuberとは
独学で学びアメリカを拠点とするJoe Pennaは、彼の最初の映画である『Arctic』がそのフランスのイベントでデビューすると発表した。
[写真キャプション] 『Arctic』を監督中のJoe Penna
文: Gustavo Leitão (O GLOBO向け特別[記事])
04/18/2018 4:30 / 更新: 4/18/2018 18:23
リオ – 彼の名前はJônatas de Moura Pennaという。が、Joe Pennaと呼んでもいい。あるいはMysteryGuitarManとも。実際は、5月からは、おそらく彼をこう呼ぶのが一番良いだろう。「カンヌ映画祭でデビューを果たしたブラジル人のYouTuber」と。
そのサプライズは最終日の12日に届いた。そのときその映画祭はプログラムを発表しており、そのアメリカ風の[gringo]名前のブラジル人が、コンペ外であるmidnightセッションに『Arctic』という映画とともに現れた。その場にいた映画製作者たちの誰も彼について耳にしたことはなかった。
「僕たちはその映画をカンヌ、トライベッカ、サンダンス、そしてベルリン[映画祭]に送った。でも希望は全くなかった」と、12歳のときからアメリカにいるその30歳の監督は言う。
サンパウロの内陸部であるPoáで生まれたJonathan(あるいは友人が発音しやすくするためにJoe)は、自分自身で楽しい脚本の主人公になることができた。彼の父であるIgreja Pentecostal Nova Vida(New Life Pentecostal Church)の牧師に連れられアメリカに移住してからというもの、支払いのために色々なことをしてきた。彼の映画を撮影するまでには、コーヒーをサーブし、CMを作成し、インターネットで運試しもした。
薬学のコースとプロデューサーの仕事
彼の最初のショーケースは、YouTubeがまだデジタルの草創期[roçado digital]であった2006年に作られたMysteryGuitarManチャンネルだった。そこでは、彼は教会の説教壇で習った楽器を演奏するアマチュアの動画を投稿していた。不安定なwebカメラで撮影し、無理やりクリップ[動画]を編集し、インターネット上のチュートリアルを使い、フォロワーを増やしつつあった。その一つである、複数のギターでモーツァルトのテーマを弾く動画が爆発的に広まるまで。
「僕はその動画を夜に投稿して、起きてみたら既に10万ビューに達していたんだ。その数は当時(2009年)にしてはかなりの数だった。そしてそれは100万、200万と増えていって…」と目立つ訛りのあるポルトガル語で彼は振り返る。
当時、彼は薬学を学んでおり、家族と住んでいたボストンでアシスタントプロデューサーも務めていた。そして彼はインターネットで生計を立てる術を見出した。彼は[ボストンを]立ち去りL.A.へと向かった。その街で隆興をみせるYouTuber達のシーンに参加するために。両親からのお金がなかったため、その「スターの都市」での生活がそう簡単ではないことに彼はすぐに気付いた。
「僕はYouTubeで月に最大で1,000ドルを稼いだけど、僕の家賃だけでほぼその金額だった」
彼は近所からwi-fiを盗まなければならず、チャリティのスープ配給の列に並んだりもした。
「僕は、退職するときに以前の上司が言ったことを思い出し続けていた。『君は乞食になろうとしてるぞ』と」
才能と機会に同程度に恵まれ、Joeは独学で監督としてなんとか成長した。最初のカメラは、Best Buy家電店のコンテストにおいて、2,000枚の「ストップモーション」写真を縫い合わせて作った動画で1位を獲得したことで手に入れた。L.A.への足となった車は、Fordの別のコンペの結果手に入れたものだった。そのコンペには、歌手でありYouTubeのスターでもある友人Charlie Puthとともに動画を作った。
それらの動画はコカ・コーラやSonyといったブランドのCMへの足掛かりとなり、それがプロデューサーであるRon HowardとBrian Glazerの関心を惹きつけた。彼らはある短編映画のプロジェクトにあたって新しい才能を探していた。Joeは2作品を作った。それがビックチャンスになるのではと思って。しかし何も起きなかった。
「僕は何度も『君のキャリアがきっと変わるよ』というフレーズを聞かされてきて、何も起きなかった。でも今、僕はそれが本当にそうだったんだと思ってる」紆余曲折だ。
火星から北極へ
カンヌに選ばれた彼のデビュー作である『Arctic』は、アイスランドにて凍えそうな気温と突風のなか19日間で撮影された。そのプロジェクトは、Joe自身がRyan Morrisonとともに書いた脚本が『マッドバウンド 哀しき友情 [Mudbound]』のプロデューサーであるChristopher LemoleとTim Zajarosの手に渡ったときに動き出した。
[写真キャプション] アイスランドで撮影された『Arctic』のセットでのJoe PennaとMads Mikkelsen
この映画は北極で救助を待つ男(『偽りなき者』のマッツ・ミケルセン)のサバイバルの物語を語る。彼はある事故ののち危険な道を選ぶ必要に迫られる。その監督はそのプロットを「ゆっくり焼けていく[“slow-burn”]」ドラマに分類する。すなわちそれは、観客に徐々に全貌を見せていくもの。Robert Redfordの『All Is Lost』のセリフ[“linha”]で為されたように。
「もともとはこのプロジェクトは『火星の人 [The Martian*下部参照]』と呼ばれるはずで、それ[物語]は火星で起きるはずだった。僕のエージェントが[脚本を]読んで、僕が『The Martian [邦題はオデッセイ]』という公開間近の作品の存在を知ってるかどうか聞いてきたんだ。だから僕は物語を北極に移した」と彼は言う。
カンヌでの上映という新しい機会を得た今、彼は、書き上げたもののビギナーには費用がかさみすぎるため棚上げしなければならなかった最初の脚本を世に出したいと願っている。タイトルは未定で概要も秘密だが、次の映画は1,000万~1,500万ドルがかかるSFだという。
「もし最初の映画に1人のほとんど無口な役しかいなかったら、2番目の作品には既に4人は出てくるだろう。そして僕は成長するんだ、役から役へとね」と彼は笑った。
*この記事ではもとのタイトルが”On Mars”だったと書いてありますが、監督が下記のように呟いています。和訳:「翻訳で少し意味が失われてる。それはUSでは”The Martian”だよ」
A bit lost in translation there – it's "The Martian" in the U.S.
— Joe Penna (@MysteryGuitarM) April 18, 2018
『Arctic』は徐々に色々見せていく作品だ、という話の「徐々に見せていく」の例として出てきた『All Is Lost』ですが、そのあらすじ読んだらマッツの死亡フラグが見えてきて震えます。。「内容が似ている」という意味で例に挙げられているものではないのでそう受け取るべきでないですが。
『All Is Lost』が気になる方は日本語wikiやその他個人のレビュー読んでみてくださいね。
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死亡フラグ嫌だけど、でも正直マッツはそういう死亡方向の話を好みそうな気も…:;(∩´﹏`∩);: